公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
107 乳児食
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§10 栄養情報
§107.10 栄養情報
(ａ) 連邦食品医薬品化粧品法第 201(aa)節に定義されている様に乳児食のラベルには、一定の順序、規定の単位及び表を使用し、乳児用のラベル表示に従って調製した製品に関する下記の情報を表示するものとする。
(１) 100 キロカロリーを供給する液量オンス数の記述。 (食品ラベル記述の場合はキロカロリーは “Calorie(カロリー)"の語で表される。)
(２) 100 キロカロリーにより供給される下記の栄養分の各々の量の記述。
栄養分
測定単位
蛋白質
グラム
脂 肪
同上
炭水化物
同上
水
同上
リノレイン酸
ミリグラム
ビタミン類
ビタミンＡ
国際単位
ビタミンＤ
国際単位
ビタミンＥ
同上
ビタミンＫ
マイクログラム
チアミン（ビタミンＢ
１
）
同上
リボフラビン（ビタミンＢ
２
）
同上
ビタミンＢ
６
同上
ビタミンＢ
１２
同上
ナイアシン
同上
葉酸（ホラシン）
同上
パントテン酸
同上
ビオチン
同上
ビタミンＣ（アスコルビン酸）
ミリグラム
コリン
同上
イノシトール
同上
ミネラル類
カルシウム
ミリグラム
燐
同上
マグネシウム
同上
鉄
同上
亜鉛
同上
マンガン
ミリグラム
銅
同上
ヨウ素
同上
ナトリウム
ミリグラム
カリウム
同上
塩化物
同上
(ｂ) さらに下記の項目も適用する。
(１) ビタミンＡ含量はレチノールとしてマイクログラムで、ビタミンＤ含量はコレカルシフェロールとしてマイクログラムで、ビタミンＥ含量はα−トコフェロールとしてミリグラムで、ナトリウム、カリウム及び塩化物はミリモル、マイクロモルまたはミリ当量でラベル表示することができる。これらの表示を行う場合は、ビタミンＡ、Ｄ及びＥの国際単位の表示のすぐ後、及びナトリウム、カリウム及び塩化物のミリグラムの表示のすぐ後にカッコ内に入れるものとする。
(２) ビオチン、コリン及びイノシトール含量は、牛乳を主とした乳児食に添加されていない場合を除き、表示するものとする。
(３) 記載の栄養分の各々とそのカロリー密度もまた、 100ミリリットル当たりまたはリットル当り等の他の基準で、乳児食に調製されたものとしてラベル表示してもよい。
(４) 下記の説明中適切なものひとつを主要表示パネルに表示するものとする。
(ⅰ) 乳児用ラベル表示に従い調製した場合、 100キロカロリーを供給する製品の量において１ミリグラム以上の鉄分を製品が含有する場合、“Infant Formula With Iron(鉄分含有乳児食)"もしくはこれに類似した説明。
(ⅱ) 乳児用のラベル表示に従い調製した場合、 100キロカロリーを供給する製品の量において、１ミリグラム未満の鉄分を製品が含有する場合、“Additional Iron May Be Necessary(場合により鉄分を補足すること)"あるいはこれに類似した説明。
(５) ビタミン類の追加はビタミンの記載の一番下に、またミネラル類の追加はヨウ素とナトリウムの間に表示することができる。但し、追加表示された栄養分が下記の条件を満たす場合に限る。すなわち、
(ⅰ) 推奨の食餌許容量または安全かつ十分な一日当りの食餌摂取の推定範囲に関する進展を通して国立科学アカデミーによって絶対必要と確認されているか、もしくは、米国官報の発行または米国の一日当り推奨許容量の確立により、食品医薬品局によって絶対必要と確認されている。
(ⅱ) これらレベルが既知の場合上記の発行において生物学的重要性を有するとみなされるレベルで供給されている。
〔50 FR 1840, Jan. 14, 1985、67 FR 9585, Mar. 4, 2002にて改正〕