装置 |
図に示した装置 (図1)は、沸騰している塩酸水溶液中の沸騰に試料から二酸化イオウを選択的に3%過酸化水素溶液に移すことができるように設計されている。この装置は、公式の装置より組み立てが簡単であり、装置内の背圧は、3% H2O2 溶液の高さがバブラー(F)の先端より上にあるための、不可避的圧力に限られている(F)。背圧をできるだけ低く保つことは、漏れによる二酸化イオウの損失の可能性を低くする。
この装置は、分液漏斗をフラスコの間のジョイント以外の全てのジョイントの密封面に活栓用グリースを薄く塗って、図1に示してあるように組み立てるものとする。各ジョイントは締め付け、分析を行っている間確実に完全に密閉されているようにしておく。分液漏斗Bは、100 ml以上の容量があること。ホース接続器の付いた注入アダプタ、A (Kontes K-183000 かそれと同等のもの)は、溶液の上に水頭圧力 (head of pressure) をかける方法として必要である。 (均圧滴下漏斗は、恐らく二酸化イオウを含む凝縮物が漏斗内とサイドアーム内に析出するので、望ましくない。) 丸底フラスコCは、24/40 テーパジョイントが3コ付いた1000 ml のフラスコである。ガス注入管D(Kontes K-179000 かそれと同等のもの)は、フラスコの底部 2.5 cm 以内に窒素を取り入れることができるだけの長さがあること。
球管冷却器E (Kontes K-431000-2430かそれと同等のもの)は300 mmの長さのジャケットを備えている。バブラーFは図2に示した寸法に従って、ガラスで作られたものである。3%の過酸化水素溶液は内径約 2.5 cm 、深さ 18 cmの容器Gに入れることができる。 |