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公益財団法人 日本食品化学研究振興財団
厚生労働省行政情報

02/28/2006報道関係資料
平成16年度畜水産食品の残留物質モニタリング検査結果について

平成18年2月28日
厚生労働省医薬食品局
食品安全部監視安全課
 

平成16年度畜水産食品の残留物質モニタリング検査結果について


 畜水産食品の抗生物質等の残留防止の一環として、検疫所及び都道府県等において実施したモニタリング検査について、結果を取りまとめましたので、お知らせします。

 

注:
本件は、平成16年3月31日付け食安輸発第0331002号及び平成16年3月25日付け食安監発第0325002号に基づく検査結果であり、食品衛生法第26条各項に基づく検査命令による検査等、同期間における国内及び輸入時の全ての検査の結果を網羅しているものではありません。



食安監発第0228002号
平成18年2月28日
   都道府県
各 保健所設置市 衛生主管部(局)長 殿
   特別区

厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課長

畜水産食品の残留物質対策について


 畜水産食品の安全性確保については、日頃から種々御配慮をいただいているところであります。

 今般、平成16年度に実施した畜水産食品の残留物質モニタリング検査の結果を別添のとおり取りまとめました。その結果、平成16年度においても、畜水産食品から抗生物質及び合成抗菌剤が検出されていることから、引き続き、農政部局と連携を密にし、生産者等に対し動物用医薬品等の適正な使用について指導いただくよう依頼申し上げるとともに、効率的な監視の実施等により、畜水産食品の動物用医薬品等の残留防止に一層努められるようお願いします。


(別添)


平成16年度畜水産食品の残留物質モニタリング検査結果について

1 目的
 都道府県等が実施するモニタリング検査は、食用に供される家畜、養殖魚介類等に対して、生産段階で使用される動物用医薬品及び飼料添加物等が食肉、魚介類等の畜水産食品に残留している実態を把握し、適切な行政対応を図ることを目的として、また、検疫所が実施するモニタリング検査は、多種多様な輸入食品等の食品衛生上の状況について幅広く監視し、違反が発見された場合については輸入時の検査を強化するなどの対策を講じることを目的として、畜水産食品について輸入品及び国産品の別に検査を実施した。

2 検査結果の概要

(1)輸入畜水産食品
ア 検査対象物質
  抗生物質、合成抗菌剤、内寄生虫用剤、ホルモン剤及び有機塩素系農薬
イ 検査対象食品
  食肉(牛肉、豚肉、馬肉、羊肉、鹿肉、鶏肉等)、養殖魚介類(ウナギ、エビ、サケ・マス、ヒラメ等)、二枚貝、液卵、はちみつ及びナチュラルチーズ
ウ 検査実施機関
  輸入時に検疫所においてサンプリングを実施し、横浜検疫所輸入食品・検疫検査センター、神戸検疫所輸入食品・検疫検査センター及び各検疫所検査課において検査を実施した。
エ 検査時期
  平成16年4月1日〜平成17年3月31日
オ 検査結果
  別表1のとおり(違反事例がある場合、当該数をカッコ内に記載)。
カ 措置等
  各検疫所において、輸入者に対し違反が認められた事例について当該貨物の状況を確認させ、積み戻し又は廃棄等の手続きを指導した。また、当該貨物の違反原因等の調査を指示した。


(2)国産畜水産食品
ア 検査対象物質
  抗生物質、合成抗菌剤、内寄生虫用剤及び有機塩素系農薬
イ 検査対象食品
  食肉(牛肉、豚肉及び鶏肉)、養殖魚介類(ブリ、マダイ、ギンザケ、コイ等)、鶏卵、乳及びはちみつ
ウ 検査実施機関
  都道府県、政令市及び特別区の流通拠点を管轄する食肉衛生検査所、市場食品衛生検査所等において検査を実施した。
エ 検査時期
  平成16年4月1日〜平成17年3月31日
オ 検査結果
  別表2のとおり(違反事例がある場合、当該数をカッコ内に記載)。
カ 措置等
  各地方公共団体において、食品衛生法違反が認められた事例について必要な措置を講ずるとともに、農政部局、家畜保健衛生所等を通じて、生産者の指導を実施した。



(別表1)
平成16年度輸入畜水産物の残留物質モニタリング検査結果

 
牛肉
豚肉
馬肉
羊肉
鹿肉
鶏肉
その他の獣畜肉
ウナギ
エビ
サケ・マス
ヒラメ
その他の魚類
二枚貝
その他の水産動物
食鳥卵(含液卵)
ハチミツ
ナチュラルチーズ
総計
検査検体数
977
890
471
23
2
2523(7)
69
354(1)
1935
623
154(4)
1576(3)
1146(1)
3652(10)
42
253
591
15281(26)
1.抗生物質
 テトラサイクリン類※1
63
61
47
2
0
358(4)
4
54
251
73
35(3)
103
6(1)
1116(5)
7
25
0
2205(13)
 スピラマイシン
57
64
0
0
0
338
3
41
215
30
20
13
2
361
0
0
0
1144
 ベンジルペニシリン
23
29
0
0
0
336
3
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
391
 クロラムフェニコール
65
0
0
0
0
167
0
70
268
52
6
49
2
310
0
67
0
1056
 ストレプトマイシン
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
68
0
68
 抗生物質※2
946
859
452
19
2
2379
68
316
1868
576
154
1556
1092
3571
37
236
591
14722
2.合成抗菌剤
 サルファ剤※3
129
70
47
2
1
346
4
53
6
67
29
87
0
5
2
0
0
848
 オキソリン酸
65
0
0
0
0
1
0
61
165
65
29
80
0
119
0
0
0
585
 オルメトプリム
0
38
0
0
0
157
3
0
0
0
0
0
0
0
2
0
0
200
 トリメトプリム
0
38
0
0
0
159
3
0
0
0
0
0
0
0
2
0
0
202
 ピリメタミン
0
38
0
0
0
157
3
0
0
0
0
0
0
0
2
0
0
200
 ジフラゾン(パナゾン)
65
38
23
0
0
160
0
52
164
30
6
38
0
121
0
0
0
697
 フラゾリドン
63
0
0
0
0
159
0
52
164
31
6
38
0
121
0
0
0
634
 ナイカルバジン
65
0
0
0
0
160(1)
3
0
0
0
0
0
0
0
2
0
0
230(1)
 クロピドール
65
0
0
0
0
346
3
0
0
0
0
0
0
0
2
0
0
416
 カルバドックス
0
29
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
29
 ジクラズリル
65
0
0
2
0
157
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
224
 マラカイトグリーン
0
0
0
0
0
0
0
0
0
109
0
11
0
0
0
0
0
120
 フラルタドン
65
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
65
 ラサロシドナトリウム
0
0
0
0
0
157(1)
0
0
0
0
0
0
0
0
3
0
0
160(1)
 AOZ
0
0
0
0
0
54
0
0
93
29
0
0
0
0
0
8
0
184
 ニューキノロン系※4
0
0
0
0
0
341(1)
0
258(1)
184
68
62(1)
109(3)
0
154(5)
0
0
0
1176(11)
3.内寄生虫用剤
 イベルメクチン
58
61
47
2
0
155
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
324
 クロサンテル
28
0
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
30
 フルベンダゾール
0
61
0
0
0
347
3
0
0
0
0
0
0
0
3
0
0
414
 アルベンダゾール
63
61
47
2
0
349
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
523
 イソメタミジウム
57
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
57
 チアベンダゾール
62
60
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
124
 トリクラベンダゾール
57
0
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
59
 モキシデクチン
58
0
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
60
4.ホルモン剤                  
 ゼラノール
57
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
57
 トレンボロンアセテート
57
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
57
 ジエチルスチルベストロール(DES)
25
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
25
5.農薬
 DDT
829
806
293
18
0
2340
6
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
4292
 ディルドリン
829
806
293
18
0
2340
6
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
4292
 ヘプタクロル
829
806
293
18
0
2340
6
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
4292
 
※1テトラサイクリン類:オキシテトラサイクリン、クロルテトラサイクリン、テトラサイクリン
※2平成6年7月13日付け衛乳第113号中の「畜水産食品中の残留抗生物質簡易検査法(改定)」により試験を実施
※3サルファ剤:スルファメラジン・スルファジミジン・スルファモノメトキシン・スルファジメトキシン・スルファキノキサリン
※4ニューキノロン系:エンロフロキサシン・シプロフロキサシン・ダノフロキサシン



(別表2)
平成16年度国産畜水産食品の残留有害物質モニタリング検査結果

牛肉
豚肉
鶏肉
鶏卵
ハチミツ
ブリ
マダイ
ギンザケ
コイ
ニジマス
アユ
鰻(蒲焼きを含む)
マアジ
ティラピア
ヒラメ
クルマエビ
検体数
1729
4095(2)
2019
695(1)
384
190(1)
61
191
1
26
84
59
95(1)
7
0
77
40
9753(5)
1.検査物質
 テトラサイクリン類※1
496
719
562
443
216
 
59
182
1
5
54
41
77
9
0
71
32
2967
 スピラマイシン
231
230
268
 
150
 
32
63
 
 
 
 
 
4
0
 
 
978
 ベンジルペニシリン
251
274(1)
270
 
123
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
918(1)
 抗生物質※2
1729
4095
2019
695
384
190(1)
61
191
1
26
84
59
95
7
0
77
40
9563(1)
2.合成抗菌剤
 サルファ剤※3
861
1223(1)
931
597(1)
 
 
51
200
0
24
70
54
132
7
0
 
 
4150(2)
 オキソリン酸
861
1223
931
597
 
 
51
200
0
24
70
54
132(1)
7
0
 
41
4191(1)
 チアンフェニコール
861
1223
931
597
 
 
51
200
 
 
 
 
 
7
0
 
 
3870
 ジフラゾン
 
1223
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1223
 フラゾリドン
 
1223
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1223
 オルメトプリム
 
1223
931
597
 
 
 
 
 
 
 
54
132
 
 
 
 
2937
 トリメトプリム
 
1223
931
597
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2751
 ピリメタミン
 
1223
931
597
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2751
 ナイカルバジン
 
 
258
287
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
545
 カルバドックス
 
395
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
395
 スルファジミジン
540
785
703
 
201
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2229
3.内寄生虫用剤
 イベルメクチン
245
312
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
557
 チアベンダゾール
320
234
 
 
156
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
710
 トリクラベンダゾール
176
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
176
 フルベンダゾール
 
527
410
448
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1385
4.農薬
 DDT
246
179
104
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
529
 ディルドリン
246
179
104
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
529
 ヘプタクロール
246
179
104
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
529
 
 ※1テトラサイクリン類:オキシテトラサイクリン、クロルテトラサイクリン、テトラサイクリン
 ※2平成6年7月1日付け衛乳第107号中の「畜水産食品中の残留抗生物質簡易検査法(改定)」により試験を実施
 ※3サルファ剤:スルファメラジン、スルファジミジン(スルファメサジン)、スルファモノメトキシン、スルファジメトキシン、スルファキノキサリン