FDA CFR21 135-B-130(メロリン)

	公益財団法人　日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)

135　　冷凍デザート
特定の規格冷凍デザートの要件

§130　　メロリン

§135.130 メロリン
　
(ａ) 説明
(１) メロリンは安全かつ適切な材料から成る、加熱殺菌ミックスを撹拌冷凍した食品であり、これらの材料には乳系脱脂固形分、又は動物、植物脂肪のいずれか、又は両方 (その一部のみが乳脂肪であってもよい) を含むが、これに限定されるわけではない。メロリンは栄養性炭水化物甘味料で甘味づけをし、着香料を添加して特徴づける。
(２) メロリンは１ガロンにつき 1.6ポンド以上の総固形分を含有し、重量は１ガロンにつき 4.5ポンド以上である。またメロリンは使用大量添加型着香成分を除く、食品重量の６％以上の脂肪、全乳蛋白質（カゼインの 108％) の蛋白質効率（ＰＥＲ）以上の蛋白質効率を有する蛋白質を 2.7％以上の蛋白質を含有し、如何なる場合も、完成食品中の脂肪含量および蛋白質含量は各々 4.8％、 2.2％未満であってはならない。最低蛋白質要件に適合する蛋白質は乳固形分から供給し、脂肪及び／又はその他の乳系の材料は得ないものとする。
(３)　完成食品中の乳脂肪及び蛋白質の最低必要量を計算する場合、使用チョコレート、又はココア固形分は大量添加型着香成分と見なすものとする。特定の大量添加型成分を使用する場合に必要な甘味料成分の添加許容量については、使用チョコレートまたはココア固形分の重量に 2.5、果実、又はナッツの重量に 1.4を乗ずる。部分乾燥、又は全乾燥果実、又は果汁の重量には乾燥前の重量を求める際の適当な係数を乗じ、この重量に 1.4を乗ずるとよい。
(ｂ) 栄養強化。ビタミンＡは、ＧＭＰ（製造及び品質管理に関する基準）の制限内で、メロリン中の各脂肪グラム当たり40国際単位 (ＩＵ）含有することを保証する量だけ存在する。
(ｃ)　分析方法。脂肪含量及び蛋白質分量、並びにＰＥＲは、 “Official Methods of Analysis of the Association of Official Analytical Chemists” 第13版 (1980) に規定する方法で定量するものとする。本分析法はここに言及することにより本連邦規則の一部となる。尚、コピーは AOAC INTERNATIONAL （481 North Frederick Ave., suite 500, Gaithersburg,MD 20877）から入手でき、また国立公文書記録管理局（NARA）にて閲覧できる。NARAに本資料の利用について問い合わせるには、202-741-6030に電話するか、 http://www.archives.gov/federal-register/code-of-federal-regulations/ibr-locations.htmlへアクセスされたい。
(１) 脂肪含量は “Fat, Roese-Gottlieb Method-Official Final Action” 、第16.287節に規定する方法で定量するものとする。
(２) 蛋白質含量は “Nitrogen-Official Final Action” 、Kjeldahl Method 第16.285節、又は Dye Binding Method 第16.286節のいずれかの方法で定量するものとする。
(３) ＰＥＲは “Biological Evaluation of Protein Quanlith-Official Final Action”第43.212-43.216 節に規定する方法で定量するものとする。
(ｄ) 名称。本食品名は “mellorine(メロリン)”である。ラベルの食品名にくわえて、§135.110(c)に規定する方法で特有のフレーバーの使用を示す表示を行うものとする。
(ｅ)　ラベル表示。使用する各材料の常用名は、本章 Part 101 の該当する sectionの規定に基づきラベル表示するものとする。但し、乳脂肪源、又は無脂乳固形分源は、含量の多いもの順に、本章§101.4(b)(3)、(4)、(8)、(9)に記載する１種又は２種類以上の材料の組合わせの場合には “milk fat, and nonfat milk (乳脂肪および脱脂乳) という用語で表示するか、又は本章§101.4 に定めてあるように表示してもよい。

〔42 FR 19137, Apr. 12, 1977, 47 FR 11826, Mar. 19, 1982にて改正; 49 FR 10096, Mar. 19, 1984; 54 FR 24894, June 12, 1989; 58 FR 2896, Jan. 6, 1993; 63 FR 14035, Mar. 26, 1998〕