公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
172 食品に直接添加するために許可された食品添加物
コーティング、フィルム及び関連物質
§270 ブチルオレイン酸硫酸エステル
§172.270 ブチルオレイン酸硫酸エステル
ブチルオレイン酸硫酸エステルは、下記に規定する条件に従って食品中で安全に使用することができる。
(a) 本添加物は、1-ブタノ−ルを用いた食用植物油のトランスエステル化によりつくられたブチルエステルの混合物の、濃硫酸を用いての硫酸化によりつくられる。硫酸化の後、反応混合物は洗浄され、ナトリウム水または水酸化カリウムで中和する。
硫酸化に先立つ、ブチルオレイン酸塩の反応混合物は、下記の企画に適合する。
(1) ブチルオレイン酸塩90パ−セント以上。
(2) 不鹸化物1.5パ−セント以下。
(b) 本添加物は、干しぶどうをつくるため、脱水乾燥するときに重量比で2パ−セント以下の濃度の水性エマルジョンで使用する。この場合、干しぶどう中の本添加物の残留量は100ppmを越えない。
[57 FR 12711, Apr. 13, 1992]