公益財団法人
日本食品化学研究振興財団
FDA 21CFR(仮和訳)
164 ナッツおよびピーナッツ製品
特定の規格ナッツおよびピーナッツ製品の要件
§120 剛性もしくは半剛性容器入りの殻なしナッツ
§164.120 剛性もしくは半剛性容器入りの殻なしナッツ
(a)−(b) 〔保 留〕
(c) 容器の充填。
(1) 剛性もしくは半剛性容器入りの殻なしナッツの充填規格は、§164.110(d)(1)に規定されている容器の数からの、ナッツの平均容積が、本 sectionのparagraph (c)(2)の方法により測定される容器容積の85%以上であるような充填である。
(2) 充填の%を求める方法は下記の通りである。
(ⅰ) 各容器に入った殻をとったナッツの場合、すき間のあいた状態での概算的な容積と固めて安定した状態の容積、平均容積をcm
3
の単位で測定する。この Subparagraph の目的のために、容積 (ml) は容積 (cm
3
) に数字上等しいとみなすものとする。容器を開いて、適当なサイズの垂直の目盛り付けしたシリンダー (傾けないこと) にナッツをざっと注ぎ入れる。このシリンダーには、漏斗が取り付けてあり、必要であれば、直径1 1/2 in.の最小の開口部となるように改造されている。 (ナッツの概算的な容積が 500ml未満の場合には、内径が約1 7/8 in.の 500mlシリンダーを使用すること。しかし、概算的な容積が500 ml以上の場合には、内径が約2 1/4 in.の 1,000mlシリンダーを使用すること。) シリンダーを振らないで、製品の平均の高さを示す水平面の位置を見積もり、ナッツの容積を読み取り、概算的な容積として記録する。シリンダーを2in. 持ち上げて、水平で堅くしかも弾力性のある面に合計5回、垂直に落とし(突き固めないこと)、上述の様に容積を観察する。連続5回ずつ落下させることを繰り返し、最終的な5回の落下では容積が2%未満しか減少しなくなるまで行ってナッツを安定させる。
前述した方法で最後の容積を読み取り、安定した容積として記録する。概算的な容積と安定した容積の算数的平均は、ナッツの平均容積に等しい。
(ⅱ) 容器を形状別に分類して、下記の方法のなかから適切なもの1つに従ってその容積をcm
3
の単位で測定する。
(
a
) ガラス製のつぼなど、でこぼこのある形の容器の場合には、本章の§130.12(a)に規定する容器の水容量のための一般的方法に従い、容器の容積を測定する。この際、水容量gは、容積 (cm
3
) に数字上等しいとみなすか、あるいは水容量 (オンス)(常衡重量) は1オンス当たり 28.35cm
3
に等しいとみなすものとする。
(
b
) 箱形の容器 (即ち、互いに向き合っている側が平行である容器) は、内側の高さ、幅、奥行を測定し、その容積をこの3つの寸法の積として計算する。真空パックを密封するために使用し、製品を4オンス以下含む前述容器の場合には、高さは内側の高さから3/8 in.を引いたものとみなす。
(
c
) 円筒形の容器の場合、直径の2乗に高さを掛けて(両方ともin.で測定)得られた積に 12.87を掛けたものとして容器容積 (cm
3
) を計算する。或いは、直径の2乗に高さを掛けて(両方とも㎝で測定)得られた積に0.7854を掛けたものとして計算する。端部にくぼみのない容器の場合には、寸法として内側の高さと内径を使用する。端部にくぼみのある金属缶 (即ち2重巻き締めにより端部を付けた金属缶)の場合には、高さは、2重巻き締めでの外側高さから 3/8 in.(0.953㎝) を差し引いたものであり、直径は、2重巻き締めでの外径から 1/8 in.(0.318㎝) を差し引いたものであると考える。端部にくぼみのある繊維性容器 (即ち金属の端部を2重巻き締めによりつけた繊維性容器)の場合、高さは2重巻き締めでの外側高さから 3/8 in.(0.953㎝) を差し引いたものと考え、直径は2重巻き締めでの外径から 3/16in.(0.476㎝) を差し引いたものであると考えること。
(ⅲ) 下記の通りに、容器の充填%を計算する。本 sectionの paragraph (c)(2)(ⅰ) に従って求めたナッツの平均容積を、本 sectionの paragraph (c)(2)(ⅱ) に従って求めた適切な容器容積で割り、 100を掛ける。その結果を、容器の充填%とみなすものとする。
(3) 殻をとったナッツが本 sectionの paragraph (c)(1)に規定されている容器充填規格以下である場合、ラベルには本章の§130.14(b)に規定されている基準以下充填の一般表示を、そこに規定されている方法と形式で記載すること。