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公益財団法人 日本食品化学研究振興財団
厚生労働省行政情報

食品衛生調査会関係資料 − 食品添加物の指定に関する食品衛生調査会
毒性・添加物合同部会報告について
スクラロースの指定について

(別添)
スクラロースの指定について

1.品目名:スクラロース(sucralose)    4,1',6'-トリクロロガラクトスクロース

2.構造式:


示性式:C12H19Cl3O8
分子量:397.64
CAS番号:56038-13-2
INS番号:955

3.用途:甘味料
4.起源又は発見の経緯及び使用状況等
5.有効性 6.安全性 7.体内動態 8.一日摂取許容量(ADI)の設定  ウサギの催奇形性試験において、700mg/kg の用量で、親動物に影響が認められているが、ウサギは、低吸収性で浸透圧活性を示す物質に敏感であり、非特異的な形で下痢を起こしやすい。また、児動物に対しては、700mg/kgの用量においても催奇形性が認められていない。従って、この試験の親動物に対する無毒性量(350mg/kg)を、ADI設定の根拠に用いることは適切ではない。

 以上よりスクラロースとして

ADI15 mg/kg体重/日
9.一日摂取量の推計
 スクラロースは、甘味料として様々な食品に使用される事が推定される。平成5年国民栄養調査成績の食品群別摂取量をもとに、甘味料の推定一日摂取量をショ糖に換算して計算すると、35.0gとなる。スクラロースは、ショ糖の約600倍の甘味度を有している。従って、ショ糖の摂取量を全てスクラロースに置き換えたとして計算される一日推定摂取量は、58.3mgとなる。日本人の平均体重50kgで除すると、一日あたり1.17mg/kg体重を摂取することとなる。

10.使用基準
 使用基準については、下記のとおり設定することが適当であると考えられる。

 スクラロースの使用量は、生菓子及び菓子にあっては、1kgにつき1.8g以下(但し、チューインガムにあっては、1kgにつき2.6g以下)、ジヤムにあっては、1kgにつき1.0g以下、清酒、合成清酒、果実酒、雑酒、清涼飲料水、乳飲料及び乳酸菌飲料(但し、希釈して飲用に供する飲料水にあっては、希釈後の飲料水)にあっては、1kgにつき0.40g以下、砂糖代替食品(コーヒー、紅茶等に直接加え、砂糖の代替として用いられるもの)にあっては、1kgにつき12g以下、その他の食品にあっては、1kgにつき0.58g以下でなければならない。但し、特別用途表示の許可又は承認を受けた場合は、この限りでない。

11.成分規格
  成分規格については、別紙2のとおり設定することが適当であると考えられる。参考までにJECFAにおいて設定されている規格等との比較表を別紙3に示す。